一年を通して近くの山に住む鳥の種類はそんなに多く無いのですが、春から冬の始めに掛けては、渡り鳥なども含めて割りに色々な種類の鳥を見ます。モンタナでも田舎のヘブゲン湖を見下ろすキャビンに夫と移り住んで1年と半年後の2018年の冬、キャビンの窓から鳥が見えたらいいなーと思って、バードフィーダーを購入。
去年までは、お店でヒマワリの種など野鳥用の餌を購入していたのですが、今年はbird suetに挑戦しました。
![](http://jungle-soup.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1822-1024x711.jpg)
Suetは辞書では「牛・ヒツジの腰や腎臓のあたりの堅い脂肪」という意味で、bird suet と聞くと鳥の腰や腎臓のあたりの堅い脂肪?と思うかもしれませんね。Bird suet は主に動物の脂肪と、穀物や種を混ぜた堅い鳥用の餌なんです。少しの量で高カロリーなので、特に冬には野鳥に好まれます。
お店でbird suetを買っても良いのですが、自宅で作れるレシピを見つけたので試してみることに。動物の脂肪じゃなくても、植物性ショートニング、固形のココナッツオイル、ゼラチン〜など固まれば良いようで、私は手軽・お安く手に入る植物性ショートニングとピーナツバターにオートミールや小麦粉を加えたレシピで行きました。
![](http://jungle-soup.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1883-1024x835.jpg)
さて、ホームメイドのbird suet、お客様(小鳥様)の反応はどうだったかと言うと、『大人気』。うほ。
![](http://jungle-soup.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1818-1024x768.jpg)
私の住むキャビンに餌を求めに来る鳥は限られますが、Chickadee (シジュウカラ)、Nuthatch(ゴジュウカラ)、Dark-eyed Junco(ユキヒメドリ)などの小型の鳥をはじめ、Nutcracker(ホシガラス)、Downy Woodpecker(セジロコゲラ)、Steller’s Jay(ステラーカケス)がよく来ます。
![](http://jungle-soup.com/wp-content/uploads/2020/03/Chickadee1-1024x768.jpg)
![](http://jungle-soup.com/wp-content/uploads/2020/03/Nuthatch1-1024x768.jpg)
![](http://jungle-soup.com/wp-content/uploads/2020/03/Junco2-1024x683.jpg)
Chickadeeは小さいのに気が強くて、餌があれば人の近くにも気にせず寄って来ます。1〜2羽のChickadeeはかなり大胆で、私や夫が指先にsuetを乗せるとその指先からsuetを突いて食べたりします。
長いモンタナの冬、窓先まで来て私たちの目を楽しませてくれる鳥たちに感謝です。
**追記
ずっとこのレシピ、bird suet と思っていたのですが、調べると “Bark Butter” と呼ぶ方が正しそうです。Bark は樹皮、Butterはそのままバター。bird suetが硬いのに比べて、bark butterはクリーム状の柔らかいテクスチャです。Bark butterという名の通り、適度なサイズに切った細い樹木や枝の表面にバターを塗るようにbark butterを塗りつけます。
![](http://jungle-soup.com/wp-content/uploads/2020/03/StellersJay1-1024x683.jpg)
![](http://jungle-soup.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_4941-1024x683.jpg)